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ステキな医療人家族ここにあり!

お知らせ

森ノ宮医療学園 広報室
 
 「感謝状 松浦伸一様 裕樹様  あなたがたは平成21年10月10日、城陽市寺田水路坂の路上において発生した救急事故に際し、心肺停止に陥り危機に瀕していた傷病者に対し、迅速な通報と適切な応急手当を行い救命に寄与した。その功労誠に顕著であります。ここに深く感謝の意を表します。平成22年1月20日 城陽市消防本部 消防長 福井善考」
 本校柔道整復学科夜間コース3年の松浦伸一さん(49歳)が、この1月20日(水)、奈良県城陽市の消防署より、人命救助の功績を称えられ表彰されました。
 「事」が起きたのは昨年の10月10日(土)午後6時頃。小学2年生の愛息・裕樹くんと自転車で自宅近くまで帰ってきた二人の目の前で、60歳前後の見知らぬ女性が突然ふらふらっと倒れてしまったのだそうです。驚きながらも、そこは柔道整復師の卵として本校で勉強中の松浦さん。すぐに倒れた女性の傍らに駆け寄ると、意識も呼吸もないことを見てとり、裕樹君を自宅のお母さんのもとに走らせ119番させる一方で、自分は倒れたままの女性の気道を確保し、胸部を一定間隔で圧迫する心臓マッサージを施し続けました。
 駆けつけた奥様と二人、疲れると交代して心肺蘇生を続けたことで、かの女性は途中で何度か意識を回復。それでもおよそ8分後に救急車が到着したときには、意識・呼吸・脈ともに心肺停止の状態だったとか。消防隊員による素早い救命処置を受け、病院に運ばれてようやく容体も安定し、一ヶ月後には無事に退院されたそうです。
 
 1分の違いが生死を分ける救急救命の現場。松浦さんご家族による、必死の救命リレーと心臓マッサージによって、何度か息を吹き返していたこの時間があったことで、女性は無事元気に、しかも何の後遺症もなく一命をとりとめることができた。そこを感謝・評価されての今回の表彰授与です。
 
 本記者・浅井が早速松浦さんにインタビューすると、「ちょうどこの出来事に遭遇する直前に、学科の実技実習で「救急法」を学んだばかりだったんですよ」と、はにかんだ笑顔を見せてくださいました。けれど、心肺蘇生法を体験する講習会に、奥様と揃って過去数回も参加してきた経験もお持ちなのだとか。この行動力が、さすが〜!ですね。表彰式のお写真で拝見する愛息・裕樹君も立派なお顔つきの少年であるし、本当に素晴らしきかな、医療人たるお手本のご家族です。本学園にとっても大きな誇りです。昨今のいやなニュースを吹き飛ばし、柔道整復師をめざす全国の学生さんたちにも大きな勇気を運んでくれる、いやいや本当にステキなニュースでした。パチパチパチパチ!


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