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Text General Entrance Exam
【活動報告】第71回 日本教育医学大会に参加しました
2024.08.29
お知らせ
令和6年8月24日(土)~25日(日)に滋賀大学にて「第71回日本教育医学大会」が開催され、
本校 柔道整復学科 教員 が研究発表を行いました。
【演題】
柔道整復学科 教員 外林 大輔
「胸郭に対するストレッチングがランニングパフォーマンスに及ぼす影響について」
【研究内容の概要】
胸郭の動きと運動パフォーマンスにおいて、胸郭の機能が呼吸筋へ大きな影響を与えるため、様々な角度から胸郭の可動性を考慮する必要があるが、アプローチ方法とランニングパフォーマンスに与える影響についての検証はあまりなされていません。
この研究では、最大酸素摂取量および20mシャトルランと有意な相関が示されている、シャトルスタミナテスト(SST)を用いて、胸郭に対するストレッチングがランニングパフォーマンスに及ぼす影響について調べることを目的としました。
胸郭へのストレッチング介入がランニングパフォーマンスを向上させ、運動後においても早い段階でリカバリーする影響を与えました。これにより、横隔膜をはじめとした呼吸筋の緊張緩和および、呼吸筋仕事量が低下したことで、ランニングにおける活動筋での血流および酸素消費が優位になり、ラングにングエコノミーを向上させるコンディショニング方法として有用である可能性が示されました。
【コメント】
この研究の成果をランニングのみならず、多くのスポーツ動作に関連付けて証明し、柔道整復師が実施する治療やコンディショニングの方法として授業などでも還元したいと思います。