学科・コース紹介

鍼灸学科
カリキュラム紹介

みなさんが森ノ宮医療学園専門学校の3年間で育む力。
それは医療者としての確かな知識、卒業後、現場で患者さんに寄り添うための実践力です。
そのために、基礎を育む1年次から、実技・臨床実習を数多く用意しています。
基礎能力の習得や、専門知識や高いレベルの実技技術から生まれる応用力まで、3年間かけて段階的にサポートしていきます。

現場で活きる力を育む3年間のカリキュラム

基礎力を鍛える1年次

土台となる基礎が、
身体に染み込むまで。
鍼灸における西洋医学と東洋医学の基本となる知識を身につけるところから、治療を介して実際に患者さんと接する時のリスクや、より安全な施術法など、医療に携わるプロとしての基盤を築く1年間です。現場で活躍を続ける講師が、目の前で模範的な実技を見せるので、同じ動作ひとつをとっても質の高い技術を身につけていくことができます。

triangle_01学生の声

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奥田 健太郎さん
上宮太子高校卒業後、本校柔道整復学科に入学。卒業後、鍼灸学科に再入学。
眼の前に
目標があることが、
モチベーションの源に。
実技では鍼の刺入や灸が少しずつできるようになり、鍼灸師としての基礎を修得。学校でさまざまな人とふれることで、コミュニケーション力も身につきます。

triangle_01注目授業

基礎はりきゅう実技
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人体の構造や機能を理解したうえで、正確かつ安全に鍼、灸ができるようにします。鍼は決められた深さや角度に刺せるまで、灸は規定のサイズをすばやく作れるようになるまで徹底的に練習します。また、施術に必要な道具の名前を覚え、消毒から医療器具の廃棄までの基本的な手順をこの期間にしっかり身につけていきます。

実践力を身につける2年次

専門性に磨きをかけ、
学んだ基礎を現場で活かす。
2年次では、これまで学んだ知識と技術、そして講師から聞いた現場での経験談を土台に、鍼灸師としての専門性を身につけていきます。実技授業ではより高いレベルが求められるようになるだけでなく、実践的な技術の応用を学んでいきます。また、西洋(現代)医学領域からアプローチした学びも取り入れ、幅広い疾患への対応力を育んでいきます。

triangle_02学生の声

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田中 良さん
大学卒業後、一度就職。スポーツに携わることを望み、本校へ入学。
実技での
アウトプットを通じて、
知識が身に宿っていく。
2年次になると実技がより臨床に近くなり、いろいろな症状や疾患に応じた鍼灸を学べます。鍼灸治療の適否を鑑別する検査で、判断力も養うことができます。

triangle_02注目授業

鍼灸診断治療学
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1年次に学んだ基礎的な知識を踏まえ、2年次には臨床現場でよく遭遇する主な症状について具体的に学んでいきます。実際の現場で行われている方法と同じやり方で診察や検査方法を学び、得られた情報から正確に判断し、治療方法を組み立てられるようにします。また、症状に対してどのようにアプローチしたらよいのか実際の治療にかかわる部分を学んでいきます。

応用力に磨きをかける3年次

国家試験、その先の現場。
次のステップを見据えた力を。
3年次には、これまで培ってきた知識と技術を臨床に向けてさらに磨きをかけるとともに、国家試験へ向けて万全の対策を整えていきます。“全員合格” をひとつの目標に、そのうえでこれまでより深い専門領域の学習、幅広い知識の習得をめざし、現場で活きる応用力を身につけていきます。

triangle_03学生の声

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藤本 敦子さん
近畿大学附属和歌山高等学校卒業後、本校へ入学。
同じ鍼灸でも、
異なるアプローチ。
応用力が身についていく。
国家試験対策は、1.2年次に勉強したことをもう一度学ぶことができ、理解がさらに深まります。苦手意識があった分野も、克服できたと実感しています。

triangle_03注目授業

国家試験対策
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3年次になると、2月に控えた国家試験のために試験範囲となる科目を一つひとつ復習していきます。定期的に行われる模擬試験とは別に、短期間で診断テスト(小範囲テスト)を行い、弱点の明確化を早期に行っています。早めの対策と、教員が毎年国家試験を分析して作成したオリジナルドリルとの併用で、高い国家試験合格率を実現しています。

1年次

東洋医学と鍼灸における基礎知識と基本技能を身につけ、確かな土台をつくる。
1年次の学びの中心は、鍼灸治療の根本的概念である東洋医学について、その基礎全般を身につけることにあります。
同時に人体の構造や傷病に対する科学的な理解と知識の習得をめざして、現代医学領域、たとえば解剖学や生理学、心理学や栄養学の基礎についても学習します。また、1年次から「はり・きゅう」の基礎的な実技や臨床実習に数多く取り組むのも森ノ宮ならでは。臨床の最前線に立つ現役の鍼灸師である講師陣が手技の基本を綿密かつ丁寧に指導。まずリスクを知り、安全な施術法を身につける訓練を毎日のように繰り返し、より高度かつ実践的な技術を体得するための土台を構築していきます。

triangle_01主な履修科目

東洋医学概論

鍼灸師にとって最も重要な東洋医学を基礎から体系的に学習。
西洋医学と大きく異なる傷病への考え方や対処法を理解・知見することで、鍼灸師としての土台を固めていきます。

解剖学

あらゆる医療従事者にとって人体の構造を知ることは必要不可欠であり、その基礎を「解剖学」を通じて学習。人体に直接ふれる鍼灸治療の理論的確度の向上にもつなげます。

基礎はり・きゅう実技

正確かつ安全な鍼灸治療を行うための基礎を実技により身につけていくための科目。
「はり」と「きゅう」それぞれにおいて1年間、臨床に即した施術訓練を反復していきます。

経絡経穴概論

鍼灸治療のコアとなる" 気の道筋" である「経絡(けいらく)」、一般的に" つぼ " と称される「経穴(けいけつ)」について学習。
実際に施術を行うために不可欠な知識を習得していきます。(361穴の名前と取穴部位など)

2年次

臨床に立つための知識と技術をさまざまな専門科目を通じて身につけていく。
2年次の学びの中心となるのは、1年次において学習した知識と技術を土台に、鍼灸師としての専門性を身につけること。
さまざまな傷病や疾患に対応できるよう、実際の臨床に即した診察・治療法について、西洋(現代)医学領域からもアプローチした学びを進めます。また、1年次から取り組んできた実技の向上を求め、さらに実践的な「経絡経穴取穴実技」や「臨床実技」を授業に導入。ハイレベルな施術訓練を繰り返します。なお、9月からは3年次に提出する「卒業論文」作成のためのテーマの絞り込みと研究にも着手。鍼灸治療を医科学的側面から解説できる能力を身につけていきます。

triangle_01主な履修科目

鍼灸診断治療学

鍼灸治療における代表的な症候・症状を取り上げ、実際の臨床に即した診察・検査の方法を学習。
正確な病態把握力をベースとした治療プロセスの実践力を養います。

はり理論・きゅう理論

日本や中国に限らず、欧米などからも期待と注目を集める鍼灸治療。
そのエビデンス(科学的根拠)研究の過程を学び、「はり・きゅう」を理論的に説明できる力を培います。

社会あはき学

2年次から3年次にわたって取り組む卒業論文作成のための授業。鍼灸治療の論説や各種資料の読解を進めつつ自身の論文を作成することで、科学的思考を高めていきます。

診察概論

的確かつ安全な治療を行うために不可欠な傷病の原因と部位を見極める力を身につけるための授業。
西洋(現代)医学の診察・検査法も交え、実践的かつ高度な病態把握への理解を促します。

3年次

これまで培ってきた知識と技術をめざす臨床に即して磨きつつ国家試験に備える。
3年次の学びの中心となるのは、卒業後や将来のビジョンを見つめ、それに向かっての専門性を意識しながら、知識と技術を磨きつつ応用力を加えていくこと。鍼灸師としてはもとより、東洋医学全般の臨床実践につながる知見を深めていきます。同時に、臨床において不可欠な関係法規や他の医療機関との連携に関する学習も幅広く展開。医師や看護師への疾患状況の説明に必要な医学知識も備えます。加えて、国家試験に向けての準備も3 年次より強化。9月に行う第1回「模擬試験」から国家試験当日まで、実績ある万全の国試サポートにより" 全員合格" をめざします。

triangle_01主な履修科目

病理学概論

「疾病とはなにか」を根本理解するための科目。分子レベルから個体レベルまで、疾病の原因や形態、機能、代謝の変化などについて学習します。

関係法規

鍼灸師は法律によって定められた医療系国家資格であり、治療と法律は密に結びついています。
このことを大前提に、鍼灸治療における関連法規の学びに取り組みます。

東洋医学臨床論

実際の治療に際して、それまでの学習により得た知識や理論を的確に用いることができるかどうか。
適切な治療や判定・方針決定が行えるよう、知識の組み替えや臨床的思考の訓練を行います。

履修科目一覧

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1年次 2年次 3年次
基礎科目 健康と医療
生物学
国語
保健体育
専門基礎科目 解剖学I /解剖学II
生理学I
衛生学・公衆衛生学
医療概論・運動学
生理学II
病理学概論I
解剖学III
臨床医学各論I
臨床医学各論II
生理学III
病理学概論II
臨床医学各論III
リハビリテーション概論
関係法規
専門科目 東洋医学概論I
経絡経穴概論
基礎はり・きゅう実技
臨床実習
はり理論・きゅう理論I
診察概論
東洋医学概論II
東洋医学臨床論I
社会あはき学
経絡経穴取穴実技
鍼灸診断治療学I
鍼灸診断治療学II
臨床実習
はり理論・きゅう理論II
東洋医学臨床論II
経絡経穴演習
社会あはき学
応用鍼灸実技I
応用鍼灸実技II
臨床取穴実技
臨床実技
臨床実習
体表解剖学/応用生理学
環境学/病理学演習
応用診察論/応用診断学
応用鍼灸学/中医各論/適応疾患特論
認定外科目 総合演習I 総合演習II 総合演習III

授業時間以外にも成長のチャンス

鍼灸学科では、“もっと学びたい”、という想いに応え、授業時間外にも学ぶ機会がたくさんあります。3年間という学習期間をより充実させるため、あるいは技術のさらなる向上、将来の夢(目標)をより身近にするため、それぞれの目的に合わせたゼミやセミナーを受講することができます。
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とくゼミ

スポーツや美容分野をはじめ、小児鍼など専門の領域をより深く学びたい方のために多彩なゼミ(勉強会)を実施しています。授業で習った知識や技術を活かして、さらなるステップアップが望めます。通常の授業時間外で実施しているため、個人で自由に選択して参加することができ、やる気次第でどんどんレベルアップも可能。講師陣は各分野の第一線で活躍する方々を揃えています。
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実技ゼミ

実技の習得には反復練習が欠かせません。本校では合計134台のベッドを授業時間以外にも開放しているほか、疑問解決や、定期テスト前のトレーニングのために実技練習専用のゼミ(勉強会)を開講しています。
必ず教員が立ち会うため、鍼灸技術のちょっとしたコツなども教えてもらえる場としても人気です。
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森ノ宮鍼灸セミナー「臨活」

実際の臨床現場で役立つ知識や鍼灸技術の向上を目的とした勉強会「臨活」を定期的に開催しています。業界の最新情報に触れる場としても活用されており、在校生はもちろん、多くの卒業生が参加しています。講師には第一線で活躍されている著名な先生方を招いているため、貴重なお話を聴くことができます。