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[3/24]みどりの風クリニック 新卒者研修会を実施しました。

お知らせ

3月24日(土)16時より、本校舎7階講堂にて「みどりの風クリニック 新卒者研修会」が行なわれました。
森ノ宮医療学園附属みどりの風クリニック・鍼灸院の鍼灸師、柔道整復師、医師の先生方が、「現場に羽ばたく若き医療者に伝えたい」という思いで臨床現場からの様々な情報やアドバイスを話されました。
新卒者だけでなく多数の卒業生も来られて講堂は満員となり、この研修会に対する関心度の高さが表れていました。
この4つのプログラムの内容を、きっとみなさんはそれぞれの臨床現場で活かしていかれることでしょう。

(1)「鍼灸治療の適応・不適応について考える」鍼灸院 中島茂

患者さんの病態把握に至らなくても症状に対して治療できるのが鍼灸のよさでもあり、怖さでもある。
実際にあった3つの症例を挙げられて、多種多用な症例の中に重篤な問題が持ち込まれることがあるので、その徴候を見逃さない臨床能力を身につける必要性を強調された。

(2)「医療機関との連携 ~評価の重要性について~」リハビリテーション科 大森淳次

在校生の臨床実習を通して初期評価の重要性を痛感され、いくつかの症例をもとに評価のポイントを解説された。
また、医療人のマナーとして、「医療機関への紹介状」などの書き方や注意点を教えられ、「森ノ宮の学生だからこそ、きちんとした対応をしてほしい」と述べられました。

(3)「忘れ得ぬカルテから学ぶ」漢方内科 新谷卓弘

氣血水(神経・免疫・内分泌に相当)が体内に生じたひずみに対応する、といった漢方医学の病気の捉え方を解説され、自身の交通事故の体験などから診断を確定させるための検査の重要性、失敗から学ぶことの大事さを強調されました。

(4)「整形外科疾患の画像の見かた」整形外科 宮﨑義雄

レントゲン、CT、MRI、超音波などの原理や長所・短所について解説され、膝MRIについて様々な画像をもとに脂肪・水・骨などの写り方や、T1強調画像・T2強調画像・脂肪抑制画像の違いについて詳しく教えられました。
こうした違いを踏まえて、症状や疾患に応じた方法を選択することが重要であり、また画像を主とすることなく患者をしっかり見ることの重要性について強調されていました。

今後もこのような貴重な研修の場をぜひ活用していただければと思います。



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