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森ノ宮鍼灸セミナー『臨活』　第３回「腰の痛み」を開催しました

2015.08.11

お知らせ

8月9日（日）森ノ宮鍼灸セミナー『臨活』第３回を開催いたしました。

「腰痛」をテーマに竹下イキコ先生、築山房乃先生に講義していただきました。

竹下先生は、腰痛の原因は「コリ」であるという考えのもと、解剖学的見地から治療部位を選択されていました。特に胸腰筋膜、腰腸肋筋を丁寧に触診し治療部位を決定し、実際に単刺術や灸頭鍼の技術を披露していただきました。

後半の築山先生は、経絡治療に則った東洋医学的見地から腰痛の発生原因から治療までをわかりやすく解説され、実際に腰痛を持った参加者に対し診察から治療までの流れで治療をされました。治療後、腰痛が和らぎ、経絡治療の効果に参加者は驚いていました。

両先生とも腰痛に対するアプローチは異なっていましたが腎兪穴が重要な治療穴であるという共通点がありました。竹下先生は筋肉を目的とされるので深刺を、築山先生はツボ刺激のため浅刺で治療されていました。刺入の深さに関わらず、共に効果が認められたことで腎兪穴のもつツボの特性に対し、非常に興味を覚えました。

卒業生の方も多数ご参加いただいております。
この臨活セミナーでの学びを実際に臨床現場に持ち帰っていただき、患者様に対してのよりよい治療へと活かしていただければと思います。

次回は、9月13日（日）に長野仁先生による「肩の痛み」をテーマとした臨活セミナーを予定しています。
参加をお待ちしています。