在校生の声

鍼灸学科の在校生の声

01 東洋医学と西洋医学。2つの視点を活かせる治療家へ
祝 美嘉さん
鍼灸学科
昼間コース2年

 もともと看護師として、大学の新生児集中治療室NICUで働いていました。忙しい病棟だったこともあり、心身ともに疲労を感じて鍼灸治療を受けたところ、次の日、身体も心もすごく楽になっていたのです。この体験がきっかけになり、医療職の中でも“治療家”として直接患者さんと関われる鍼灸師という仕事、そして「心身一如」という考え方に基づいて、心と身体のつながりを学べる東洋医学に惹かれていきました。
 『森ノ宮の実技授業が日本一厳しい』と、オープンキャンパスで先生から説明があり、覚悟をして入学しましたが、1年生の時は鍼を片手で入れるという手技の基本がとても難しく、30秒で3回という課題でも苦戦しました。学校で徹底的に練習し、手が硬くならないように自宅でも練習を重ねる日々。数ヵ月後、クラス全員が1分間に15回という課題をクリアしていました。
 実技授業は、鍼や灸の基本技術だけでなく、常に臨床を意識しながら患者さんとの接し方を学んでいます。看護師として学んできた西洋医学と、森ノ宮医療学園専門学校で体得する東洋医学。2つの視点を活かして自分らしい治療法を見つけていきたいです。

02 しっかり情報収集をして将来の選択肢を増やすためにさらに頑張りたい。
平石 智史さん
鍼灸学科
昼間コース2年

 16歳の時にゴルフに出会ってから、20年間。トーナメント出場を目指す傍ら、自身のゴルフスクールを開講し10年間にわたりレッスンプロとして活動してきました。
35歳で介護関係の企業に入社し、高齢の方のお世話をしていて病院で行う医療の重要性を感じると同時にそれだけでは対処できないことの多さに気づきました。症状が出てからの治療ではなく、普段から身体を整えたり、補ったりすることが必要だと実感し、東洋医学である鍼灸を学ぼうと思いました。
 年齢的な部分で、39歳でもう一度学生になることに不安はありましたが、入学してみれば、下は19歳から上は64歳まで、幅広い年代の方が在籍していて、ゴルフや会社とはまた違う人と出会えました。ゴルフの試合はずっと一人で戦い頑張ってきましたが、今では同じ目標を持った仲間がいるというのは新鮮で楽しく感じます。
 学生の間に色々な基盤を作って、しっかり情報収集をして将来の選択肢を増やすためにさらに頑張りたいと思っています。

03 ヨガと鍼灸で元気にできる鍼灸師を目指して
乾 美香さん
鍼灸学科
夜間コース3年

 ヨガのインストラクターとして働きながら、夜間コースに通っています。
鍼灸師になりたい。という夢はあったのですが、年齢や忙しさを理由にして「生まれ変わったらなりたいな」と完全に諦めていました。でも、ヨガで出会った90歳を超えた鍼灸師の方に、「今からでも遅くない。鍼灸師になれる!」と力強い言葉をもらいました。行かないと後悔することだけはわかっていたので、思い切って、挑戦することにしました。
 30年ぶりに学生に戻って、年齢の違う人たちと一緒に勉強することがとても刺激的です。クラスでは、私が一番年上で40代の方も2、3人。ジェネレーションギャップは感じますが、みんな仲良しで、「学びたい!」という思いの強さも同じなので、切磋琢磨できています。
 森ノ宮医療学園専門学校は、卒業生の鍼灸師の方からの推薦と、家からの通いやすさが決め手でした。実技指導はとても厳しく、授業以外でも自主的に実技ゼミなどを活用して練習しています。今の間にしっかりと基礎を鍛錬しておくことは、卒業してからの自信につながります。
 ヨガの生徒さんの中には、腰痛や身体の不調、ストレスを抱えている方が多いので、ヨガと鍼灸の両方で元気になるお手伝いができたらいいな、と夢を持って頑張っています。

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