予防医学領域での鍼灸実践をめざして

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鍼灸学科 医療資格者コース 2010年度2年生(理学療法士)
予防医学領域での鍼灸実践をめざして
それは理学療法士として、日々予防医学の重要性を痛感していた私に与えられた使命だと思う。
高校卒業後に留学した米国のカレッジで基礎医学を学び、日本で理学療法士となった永吉さん。約3年間、理学療法士としての勤務をへて森ノ宮に入学したのが2009年の4月。「勤務していたのは老人保健施設です。しかし、辛さが伴うリハビリながら慢性期の疾患に対しては“現状保全”が精一杯なのが現実。かつて鍼灸治療院に通っていた祖母が素晴らしく快復していく姿を身近で見ていた私に、東洋医学への期待が芽生えたのは勤務2年目の頃。理学療法士である私に、鍼灸師の知識とスキルが加わることに大きな可能性を感じ、医療資格者コースで学ぶことを決めました」。
基礎医学や理学療法の学びを積んだ永吉さんにとって、東洋医学や鍼灸の“実際の学び”はどのように映るのか。「現代医学では“不治”と診断された方が東洋医学や鍼灸に頼り、支えられている姿にふれることもあり、学ぶ意欲は増す一方です。今も臨床に立つ講師の方々も多く、1日でも早く基礎を修め実践に即したハイレベルな指導を受けたいと思っています」。このように話す永吉さんは現在、森ノ宮での充実した学びに、医師2名と鍼灸師6名が在籍する漢方系クリニックでの研修を加えており、将来の目標が“予防医学領域での鍼灸実践”に定まりつつあるようです。「理学療法士としての毎日から、予防医学の重要性を痛感していた私にできることは何か。外側からではなく“心身の内側”から治療していく鍼灸や東洋医学の学びが進むにしたがい、この知見と技を“人々が病まないため”に活かしたいと考えるようになったのです」。理学療法士が鍼灸師となり、予防医学の観点から東西医学の融合を進めていくことへ、期待する人は少なくないでしょう。
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